2025年6月16日、中国メディアの新華社は、韓国農村経済研究院が発表した報告書「農業展望」6月号の内容によると、韓国の今年夏の白菜の生産量予測は例年と比較して24.5%減の約23万6000トンとなり、昨年発生した「キムチ危機」の再来の恐れがあると伝えた。
韓国農村経済研究院によると、白菜の生産減の原因は「休耕地の増加」「気温上昇や害虫などの自然環境の影響」が挙げられる。
記事は「韓国メディアの言葉を借りれば、白菜はキムチの材料として最も広く使用されるため、その価格が生活資本に直接影響するだけでなく、多方面への連鎖反応も引き起こす。『金菜』の危機の再来を防止するため、韓国政府は備蓄物資としては過去最大規模となる2万3000トンの白菜をすでに備蓄している。供給不足が最も顕著になる祝日や休日の期間に合わせて、韓国政府は備蓄白菜を市場に流通させ、価格の安定を図るようだ」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)