中国のSNS・小紅書(RED)に18日、「本当に感動した!日本式サービスを体験」との在日中国人の手記が投稿された。

投稿者は「日本で長く暮らしていると、こうしたサービスに心を打たれることがよくある」とし、某コーヒーチェーンでドリンクを購入した時のことをつづった。

投稿者によると、購入したドリンクを店先の椅子に座って飲もうとしたところ、うっかりこぼしてしまい、椅子や地面を濡らしてしまった。慌てて店員に「すみません、飲み物をこぼしてしまいました」と伝えると、店員は開口一番「お体にかかっていませんか?お洋服は汚れていませんか?」と聞いてきたという。

「大丈夫です」と答えると、「まだ飲んでいらっしゃらなかったと思いますので、新しいものをお作りしますね」と言って無料で同じドリンクを作り、渡してくれた。投稿者が一番感動したのは、店員の女性が終始笑顔で「大丈夫ですよ。私が片付けますから」と優しく気遣ってくれ、最後も笑顔で見送ってくれたことだという。

女性は帰宅する道すがら、このことを思い出して心が温かくなったといい、「良いサービスとは、ただ効率や手際が良いだけではなく、人が一番困っていて惨めな思いをしている時にも、変わらず丁寧に接してくれることなんだと気付いた」とした。

そして、「あの瞬間、私は単に『サービスを受ける人』というだけでなく、『理解され、気遣われ、尊重される人』だった。私はひそかにこうした『人を大切にする姿勢』を心に刻んだ」とし、「私もいつの日か、まず最初に相手を思いやり、不安を消し去ってあげられる人になりたい」と結んだ。(翻訳・編集/北田)

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