年初以来、地域的な包括的経済連携協定（RCEP）の実施に伴い、地域間の関税水準は継続的に引き下げられ、産業チェーンの協同はより緊密になり、政策効果は中国の貿易企業の発展を後押ししています。
最新のデータによると、今年1～5月、中国とRCEP加盟国の物品貿易額は前年同期比3．9％増の5兆5000億元（約111兆円）に達し、同期の中国全体の貿易伸び率を1．4ポイント上回りました。
緊密度を増す港湾航路、鉄道便、道路貨物輸送などがRCEP地域の経済統合プロセスを加速させています。
東南アジア諸国連合（ASEAN）は目下果物出荷のピークであり、通関の利便性政策により、甘くておいしく新鮮で、品質が良く価格が安いASEANの果物が中国の広西チワン族自治区から輸入され、国内消費者の食卓に迅速に届けられています。
今年、中国・ラオス・タイ貨物列車が定期運行を開始しました。列車は中国南西部の重慶市を発車し、雲南省の「磨憨（モーハン）」通関地、ラオスのビエンチャンを経由してタイのラヨーンに向かいます。全行程の駅間運行時間はこれまでの8日間から5日間に短縮され、物流費用は前年同期比で15%削減されました。
RCEPは中国、オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、東南アジア諸国連合（ASEAN）10カ国を含む世界最大の自由貿易協定で、今年はRCEPが正式に発効・実施されて4年目となり、協定に基づき15の加盟国は異なる業界、異なる商品に対して関税の引き下げを継続していきます。（提供/CRI）
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