台湾メディアの聯合新聞網は16日、中国のSNS上で日本のご祝儀袋の金額制限に驚きの声が上がっていると報じた。
同記事は「日本で紅包(お年玉・ご祝儀)を包む際は、金額の妥当さだけでなく、袋のデザインにも細かい決まりがある」とし、SNS・小紅書(RED)に投稿された内容を紹介した。
ただ、投稿者がアップした写真に写るご祝儀袋には「○万円位まで」と書かれており、下限ではなく上限の目安だった。ネットユーザーからもこの点を指摘する声が多く上がり、「これは最低額ではなく最高額だよ」「ちょっと誤解しているけど目安と理解していい。これの場合、入れるのは1万円以下。より高い金額を入れるならもっと大きく立派なデザインのものにした方がいい」「金額によって袋の格式も異なる。この袋はシンプルだから、せいぜい1万円までってこと。結婚式のご祝儀なら、3万円を包む用の袋はとてもきれいなものになるよ」といったコメントが寄せられた。
また、「1万円以上を入れても構わないが、袋のデザインと不釣り合いということ」「一般的に、ご祝儀袋の豪華さと金額は比例していた方が自然だよ。たとえば、豪華な水引や金箔のついた袋を開けて中に5000円しか入ってなかったり、キャラクター柄の袋に3万~5万円が入っていたりすると、どちらも違和感がある」といった意見も見られたという。
台湾のフェイスブックアカウント「日本省銭小站」もこの件を取り上げており、「シンプルなデザインの袋は1万円以内の金額に適しており、もし3万円、5万円、あるいはそれ以上の金額を包む場合には、金や銀の装飾が施され、華やかなデザインの袋を選ぶ必要がある。これは贈る相手への敬意と誠意を示すためだ。