2025年7月17日、中国メディアの参考消息は中国のIT大手・百度が手掛ける自動運転車が国際市場進出を進めていると米メディアが報じたことを紹介した。

記事が紹介したのはCNBCの15日付報道。

記事によると、CNBCは百度が配車サービス大手プラットフォームのウーバーと提携し、米国と中国を除く世界市場で自動運転車を投入することになったと伝えた。また、最初の自動運転車は今年後半にもアジアと中東地域に投入される見込みで、百度が手掛けた自動運転車「Apollo Go」がウーバーのプラットフォームに投入されると紹介した。

そして百度が21年から北京などの主要都市で自動運転タクシーサービスを運営しており、ユーザーはアプリを通じて「Apollo Go」を呼び出すことができると説明。同社が以前から国際市場への事業拡大計画を表明しており、今年に入ってドバイで自動運転のテストと関連サービスを開始することを発表したほか、欧州市場への進出も計画しているとした。

その上で、ウーバーとの提携は同社の自動運転車事業の海外市場進出に弾みをつけることになり、20年に自社の自動運転部門を売却したウーバーも世界規模の自動運転分野における競合他社に対抗する上で、実証済みの実績を持つ自動運転技術パートナーを獲得することになると評した。(編集・翻訳/川尻)

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