中国駐日本大使館は7月31日、「日本では最近、排外感情が現れている」と自国民らに注意を呼び掛けた。

同大使館は日本のメディアの報道として、同日午前9時ごろ、東京都千代田区神田須田町の路上で中国人男性2人が4人組の男に突然鉄パイプで殴られ、頭部から出血するなどのけがを負ったことを説明し、日本側に犯人を速やかに逮捕し、厳罰を与えることを求めたとした。

その上で、「日本社会では最近、排外感情が現れている」とし、外務省に対して「日本在住の中国国民の安全および合法的権益を確実に保護する」よう厳正に申し入れたことを明かした。また、日本在住、あるいは観光で訪れている中国国民に対し、「警戒を高め、自身の安全対策を強化する」よう注意を呼び掛けた。

中国メディアの環球時報などがこれを伝えると、中国のネットユーザーからは「排外感情じゃなく排中感情だろう。情報は正確に」「明らかに中国人に対する感情」「最近だけの話か?」「日本は一貫して反中だろう」といった声が上がる一方、「百歩が五十歩を笑うとはこのこと」「国内の排日感情はもっとひどいけどね(笑)」「中国も日本も実は同じような状況」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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