金融監督管理総局によると、今年に入って金融業界の小規模企業や零細企業への支援が継続的に強化され、6月末時点での全国の小規模企業と零細企業向け金融融資残高は前年同期比12.31%増となり、全融資の平均伸び率を大幅に上回りました。
データによると、今年6月末現在、全国の小規模・零細企業向け融資残高は87兆7400億元(約1860兆円)で、このうち小規模・零細企業向け包摂型融資残高は前年比12.31%増の35兆9900億元(約763兆円)となっています。
今年に入り、金融監督部門は相次いで複数の措置を打ち出し、小規模・零細企業向け金融サービスのさらなる改善と総合的な資金調達コストの引き下げを推進しています。金融テクノロジーを活用した運営コスト削減、初回融資・信用融資・中長期融資・民営企業向け融資の拡大、小規模・零細企業向け元本据え置きでの継続融資政策の実施などが含まれます。
金融監督管理総局包摂的金融司総合処の何暁琳処長は、「次の段階では、引き続き小規模・零細企業の資金調達を支援する協調メカニズムを推進するとともに、国家経済情勢の変化を踏まえ、貿易、民営企業、科学技術、三農(農業・農村・農民)、消費などの分野に支援リソースを重点配分し、あらゆる事業主体の成長活力を十分に喚起していく。小規模・零細企業への資金支援政策を細部まで着実に実行し、実効を上げることが重要だ」と述べました。(提供/CRI)