台湾メディアの自由時報は5日、日本のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が台湾で「12歳未満鑑賞不可」に設定され、子どものファンたちが「泣いている」と報じた。
記事は、同作について「日本での興行収入がすでに175億円を突破しており、台湾でもいよいよ8月8日に公開される。
日本の「PG12」は「小学生以下の子どもが視聴する際、保護者の助言・指導が必要」という意味だが、台湾の「輔12級」は「12歳未満は鑑賞不可」という意味であり、保護者同伴でも例外ではない。台湾の配給会社・木棉花もチケット購入時に注意するよう、繰り返し呼び掛けているという。
記事によると、台湾の保護者からは「卒倒。子どもがすごく楽しみにしてたのに」「なぜ子どもは見ちゃいけないのか。テレビ(配信等)では全部見ているのに」「兄は見て、弟は外で待ってろってこと?」といった声が上がり、中には「いっそ二つのバージョン(一つは血生臭い描写を修正)に編集したらどうか」と提案する人も。
一方で、「親たちは感情に訴えるようなことを言わないでほしい。見終わったら『血生臭くて残酷すぎる』なんて言い出すんだから」「『鬼滅』はもともと子ども向けじゃない」との意見も見られたという。
記事は、「日本では保護者同伴であれば12歳未満でも鑑賞できるが、それでも一部のファンからは『予想以上に流血シーンが多かった』『子どもが見るにはあまりに残酷すぎる』との声も出ている」と伝えている。(翻訳・編集/北田)