台湾メディアの中時新聞網は5日、「日本の豆腐は手で開けられるのに、なぜ台湾では包丁を使わないといけないのか」と題する記事を掲載した。
記事は、「豆腐は多くの人が日常的に好んで食べる一般的な食材の一つである」とした上で、台湾の若者向けSNS・Dcardに寄せられたある疑問を紹介した。
それによると、投稿者の女性は「どうして豆腐のパッケージは(刃物で)切らないと開けられないの? 手で簡単に開けられるようにはできないの?」と質問し、あわせて豆腐メーカーが「パッケージのふちに沿って包丁で切って開けてください」と推奨していることを紹介した。
この投稿に、他のネットユーザーからは「フィルムを手ではがそうとしても途中で破れてうまく開けられず、結局包丁を使うことになる。最初から包丁で切った方が早い」「料理をする人はみんなまな板の上に裏返しにしておいて、底のプラスチック容器ごと切っちゃう。フィルムなんて一度もはがしたことない」「私もいつも真ん中に包丁を入れて切ってる」「日本のバラエティー番組を見ると、向こうの豆腐のフィルムはすごく簡単にはがせてうらやましい」といった声が上がったという。
一方、業界関係者からは「豆腐は液状で容器に詰められるため、完全に(しっかりと)密封する必要がある。また、簡単にはがれるフィルムはコストがかかるという理由もある。台湾のカップ麺が最近、開けづらくなっているのもコスト削減のため」「この手の豆腐は封入時にはまだ液状で、密封が不十分だと輸送中に固まる前に中身が漏れてしまう可能性がある」といったコメントが寄せられたという。(翻訳・編集/北田)