2025年8月8日、台湾メディアの自由時報が、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の台湾での最速上映の様子を報じた。
同日、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来が午前0時に台湾公開を迎えた。
記事によると、自由時報の記者が深夜に台北の映画館・信義威秀に直撃取材したところ、最速上映の午前0時から、0時15分、0時30分、1時00分、1時30分、1時55分と上映回が続き、一部のバスの運行間隔よりも頻繁に上映が行われたという。最後の上映回のチケットを買った観客は、早朝の午前4時過ぎまで鑑賞しており、夜明けを迎える時間帯となった。木曜日(7日)から金曜日(8日)にかけての深夜にもかかわらず、信義威秀は依然として多くの人が殺到し、にぎわっていたようだ。
台湾で最初の上映を鑑賞しに来た20代カップルの劉さんは、「鬼滅の刃」にハマったのは最近であるものの、過去のアニメは全て見終えたという。劉さんは「こんなに遅い時間に映画館にいるのは初めて」と明かし、ネタバレを避けるために、チケット発売初日の早朝から映画館に並んでチケットを確保したと話した。今回は「涙対策」として大量のティッシュやウェットティッシュを用意し、メイクが崩れるのを防ぐために化粧もしなかったという。
劉さんの彼氏である徐さんは原作漫画勢で、「鬼滅の刃」が世間で流行する前の高校時代から読み始めたそうだ。作品の人気が高まるのを見て「率直にとてもうれしい」と語った。アニメ勢の彼女に今後のストーリーを教えたか聞かれると、徐さんは首を振って「教えていない」と答え、劉さんは笑いながら「(ネタバレされたら)絶交する」と話した。
同じく20代のファンである阿城(アーチョン)さんは運が良かった。