中国の宇宙ステーションに滞在する「神舟20号」乗組員の陳冬、陳中瑞、王傑宇宙飛行士3人は先週、貨物宇宙船の「天舟9号」が届けた船外活動服などの荷物の取り込みと開封などの作業および機能性検査と点検作業を行いました。「宇宙の旅」を続ける3人は、充実した毎日を送っています。
3人は宇宙生命科学および生物技術分野で、長期的な宇宙滞在に伴う健康リスクの予測および関連する手法を提供するために、宇宙環境が人体の血液脳関門に対する影響についての、臓器チップ技術に基づく研究を実施しました。
3人はさらに宇宙医学実験分野で、骨代謝の相互調節や腸内細菌群と栄養代謝など、多くの項目の研究活動を行いました。陳冬指令長は、宇宙ラマン分光計を利用して尿サンプル中の代謝成分を検査して関連データを収集することで、地上の科学研究者が関連する特徴代謝物指標体系と評価準則をさらに修正し、改善することを支援しました。
微重力物理学分野では、宇宙飛行士が、燃焼科学実験の計画に基づいて、実験プラグイン内の燃焼器の交換などの作業を完了しました。
それ以外にも、宇宙飛行士3人は健康の維持と確保の分野で、骨密度と筋線維の測定、最大等尺筋力のテスト、聴力テストを実施したほか、無重力状態がもたらす弊害を軽減するためのトレーニングも積極的に行いました。(提供/CRI)