甘粛省蘭州市楡中県などでは、8月7日以降の連続した豪雨により土砂災害が発生し、県内8つの郷・鎮で485世帯2000人以上が被災しました。現地には約5000人の救援隊員が投入され、行方不明者の捜索や物資支援が全力で進められています。

災害発生直後から、消防・公安・民兵など約5000人の救援部隊が迅速に出動しました。救援隊は15の捜索チームに分かれ、1200台余りの各種救援機材を投入して現場に入り、じゅうたん式作戦による徹底的な捜索を実施しました。これまでに累計49.2キロの道路区間と64万3000平方メートルの河川区域の捜索を完了しています。

また、甘粛省森林消防総隊は緊急管理部上海消防研究所と連携し、空中磁気探査システムを用いた捜索も展開しています。森林消防総隊訓練大隊の責任者は、「上海研究所が河床両岸を探索し、疑わしい箇所を発見すれば、われわれが連携して現場で人力による再確認を進める。確かな兆候があれば大型重機を投入し、深層まで掘削して捜索する」と説明しました。

これまでに、甘粛省緊急管理部門は救援物資約1万件を緊急配布し、さらに8500件(セット)の緊急物資を事前に準備したとのことです。また、米・小麦粉・油約300トン、ペットボトル水約10万本、インスタント麺などの食品約7万個も備蓄しています。(提供/CRI)

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