ブラジル最大級のニュースポータルサイトBrasil 247は8月15日、同国のルラ大統領が同日、サンパウロ州の内陸部にある都市イラセマポリスで、中国の自動車メーカー、長城自動車のブラジル新工場操業開始式典に参加し、「国に発展と雇用をもたらすプロジェクトを完了することは、誇らしい瞬間だ」と述べました。この工場は、中国の自動車メーカーによるハイブリッド車と電気自動車生産への戦略的投資を象徴するものです。
ルラ大統領は長城自動車がブラジルを選択した重要性を強調し、「長城自動車のパートナーに伝えたい。あなたたちは正しい国に来た。ここには非常に勤勉な人々がいて、非常に学習能力の高い民族だ。それはわれわれが中国と緊密な関係を築いた理由でもある。中国はわれわれの主要な貿易パートナーであり、よりバランスのとれた国際貿易を実現するために努力する理由だ」と述べました。
長城自動車はブラジル政府の「グリーンモビリティーとイノベーション計画」の認証を取得しています。この計画は、ブラジル政府がイノベーション、脱炭素、自動車産業チェーンのアップグレードを推進するための提唱であり、「新ブラジル工業」計画と連動するものです。
長城自動車ブラジル工場の年間生産能力は5万台で、短期的には約1000の直接雇用を創出し、多くの地元サプライヤーをけん引する見通しです。
長城自動車の事業は世界170以上の国と地域に及んでおり、ブラジルの新工場ではハイブリッド車と電気自動車を生産する予定とのことです。(提供/CRI)