中国商務部の何咏前報道官は8月21日の定例記者会見で、「今年に入り、国際貿易の発展が直面しているリスクと課題が増す中、中国の物品貿易は安定を保ちつつ前進する傾向を示しており、1~7月の伸び率は3.5%に達し、量と質のいずれも上昇している」と述べました。

何報道官によると、商務部は昨年の第4四半期(10~12月期)以降、関連部門と共同で貿易企業の受注と雇用を安定させるためにさまざまな支援策を講じています。

1~7月は、中国からの新興市場およびその他の市場への輸出入は5%増加して全体の65.5%を占めており、中でもASEANへの輸出入は9.4%、アフリカへは17.2%とそれぞれと増加し、いずれも全体の伸びを大きく上回っています。

1~7月の電気機械製品輸出は前年同期比9.3ポイント増加して全体の60%を占め、前年同期比1.1ポイント上昇しました。スマートホーム、電気自動車、産業用ロボット、船舶などのハイテク製品と高付加価値製品の輸出は比較的高い成長率を維持しています。

何報道官は、「世界貿易は依然として下振れリスクを抱えているが、中国は一貫して高いレベルでの対外開放の拡大を堅持している。今後も引き続き対外貿易の量の安定と質の向上を推進するとともに、より多くの貿易パートナーと共同で課題に対応し、発展のチャンスを共有する自信と能力がある」と述べました。(提供/CRI)

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