台湾メディアの中時新聞網は26日、台湾高速鉄道に乗車した日本人の小さな行動が見ている人を驚かせたと報じた。

記事によると、SNS・Threads(スレッズ)であるユーザーが高速鉄道に乗車した際の出来事を紹介。

同ユーザーは台北駅に到着した際、同じ車両に乗っていた日本人客が席から立ち上がる前に倒していたリクライニングをわざわざ戻していったことに「驚いた」といい、「日本人はこういう小さな細かいことにまで気を配る。本当に感心する。私たちも一緒により良い人になろう」とつづった。

記事は、この投稿が反響を呼び、多くの台湾のネットユーザーは「高速鉄道に限らず、公共交通機関を利用する際に座席や周辺環境を元に戻すのは基本的な礼儀で日本人だけの習慣ではない。台湾でも下車前に座席を整える人は少なくない」との見方を示す一方、「こうした習慣を身につけるかどうかは人それぞれで、すべての台湾人が必ず行っているわけではない」と指摘する声もあったと伝えた。

その上で、具体的な声として「え?これって普通のことじゃないの?」「これは当然の習慣」「私もリクライニングを戻して、ごみを持ち帰っている」「私は週に1回くらい乗るけど、大半の人はそうしてるよ」「普通のことだよね?戻さない人の方がおかしい」といった意見が多い一方、「私は高速鉄道に乗った時に観察したことがあるけど、多くの台湾人はやってなかったよ」と指摘する声もあったと紹介している。(翻訳・編集/北田)

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