樊振東(ファン・ジェンドン)(28)は27日、ドイツのクラブ、1.FCザールブリュッケンが開いた記者会見で、卓球の中国代表復帰に関する質問にコメントした。
1.FCザールブリュッケンは5月31日、2024年パリ五輪男子シングルスで優勝しグランドスラム(五輪、世界選手権、ワールドカップの全てでシングルス優勝)を達成した樊の加入を発表していた。
中国メディアの新浪沸点によると、樊はこの日の会見で、ドイツ国内のリーグ戦とカップ戦およびヨーロッパチャンピオンズリーグに参戦することを明らかにした。
中国代表復帰に関する質問には、「今後のことについては、具体的な状況や変化に応じて話し合うことになる。今は先のことはあまり考えたくない。目の前のことをしっかりとやっていく」とコメントした。
中国のSNS上では、樊のコメントについて、卓球ファンなどから「彼が決められることではないよね。記者は卓球協会や代表チームに聞くべきだ」「まずは彼のドイツでのプレーに注目しよう」「彼のファンとして、また国際大会でプレーする姿を見たい」などのコメントが寄せられた。
樊はパリ五輪以降は国際大会に出場せず、昨年末にはワールドテーブルテニス(WTT)の大会出場規定に対する不満により世界ランキングからの離脱を表明した。(翻訳・編集/柳川)