台湾メディアの自由時報は27日、「中国の動物虐待の内幕を暴露、かつて中国に住んでいたインフルエンサー『全く受け入れられない』」と題した記事を掲載した。

記事が紹介したのは、カナダ出身のYouTuber「Prozzie」さん。

Prozzieさんは台湾に長く滞在しており、中国語も流ちょうに話し、普段から台湾に関する自身の見解などを発信している。過去に生活していた中国からは「逃げ出してきた」といい、台湾で「かつてない自由と心地よさを感じた」と語っているという。

Prozzieさんは26日に投稿した動画で中国の動物虐待にスポットを当てた。冒頭で、奈良公園で中国人観光客とみられる人物がシカを蹴る映像を視聴して「とんでもない。YouTubeで流せないよ」とした上で、「中国人は往々にして動物への共感や同情心に欠けている。彼らの多くは動物が苦しむことをまったく意に介さない」と指摘した。

その上で、「中国南部の広西チワン族自治区の『犬肉祭』は残酷で、生きたまま鍋に入れられて調理されることもある」「中国で生活していた時、男性がロバを木に縛り付けて虐待する映像を見たこともある。中国には、動物の肉は新鮮なほど味が良いという考え方があるからだ」などと説明した。

そして、「もし中国のような国に住むのなら、毎日のようにさまざまな形の動物虐待を目にすることを受け入れなければならない」とし、自身が中国で生活していた当時、ガチャのカプセルのような小さな容器にカメが入れられ、(かばんなどに取り付けるための)チェーンが付けられてキーホルダーとして売られていたことを振り返った。

Prozzieさんは、「多くの人はペットをパートナーや家族、友人だと思うものだが、中国ではただの動物として扱われる。もちろん、すべての中国人がそうではないと言う人もいるが、私があそこに住んでいた時に、確かにこうした光景を目にした」とし、「背景には文化的な違いがあるのかもしれないが、オープンマインドで異文化を尊重する姿勢を保とうとしても、やはり動物に対するこうした考え方に関しては到底受け入れられない。当時も無理だったし、今後も受け入れることは決してない」と明言した。

(翻訳・編集/北田)

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