2025年8月29日、韓国メディア・毎日経済によると、「高級ホテルが提供していたタオルが実は雑巾だった」という宿泊客の投稿が物議を醸し、「旅行不買運動」に発展する兆しが見える全羅南道麗水市で、今度は市内の飲食店の3軒に1軒は衛生状態が「不適切」と判定された。
麗水市は最近の「雑巾ホテル」の炎上を受け、11~14日に保健所職員、消費者食品衛生監視員など84人からなる点検班を派遣し、市内の飲食店3820軒の全数調査を行った。
784軒は衛生服、帽子、マスクなどを着用しておらず、180軒は調理場、127軒はトイレが清潔ではないと指摘された。生ごみの保管状態が不適切だと判定された店も多かったほか、価格が掲示されていない店もかなりの数に上ったという。
市は今後、1318軒に対し2次点検を行い、今回の指摘事項が改善されていないと判断された場合は行政処分を下す方針だという。
麗水では1泊40万ウォンの高級ホテルの客室に「雑巾」と書かれたタオルが置かれていたという「雑巾ホテル」問題のほか、有名飲食店を1人で訪れたユーチューバーに対し、店主が2人前の料理を注文させ、早く食べろと怒鳴り声を上げるなどした問題もネット上に投稿され、物議を醸した。他の飲食店で、客の食べ残しを他の客に提供した例も摘発されている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「1980年代で時が止まっている地域」「麗水はもうダメだな」「一部の店のせいで麗水は終わった」「これだから国内旅行に行かないんだよ」「麗水には絶対に行っちゃダメ。全国民キャンペーンをすべきだ」「これは麗水だけの問題ではない。全国で調査すべき。不潔な飲食店、宿泊施設が多すぎる」など、怒りとあきれ声のコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)