中国の習近平国家主席は8月31日午後、天津市内の天津迎賓館で、2025年上海協力機構(SCO)サミットに出席するため中国を訪問中のトルコのエルドアン大統領およびベトナムのファム・ミン・チン首相とそれぞれ会談しました。

習主席はエルドアン大統領と会談した際、「中国とトルコはともに新興大国で、グローバルサウスの重要なメンバーであり、いずれも独立自主の精神を持つ国だ。

来年は中国・トルコ国交樹立55周年を迎える。双方はこれを機に両国関係を新たなレベルに引き上げるべきだ」と述べました。また両国は「一帯一路」共同建設イニシアチブと欧州からトルコ、中央アジアを経由して中国に至る物流網「中間回廊」計画との連携を強め、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の南方向ルートの発展を推進していく必要があるとの考えを示しました。

エルドアン大統領は、「トルコは一つの中国の原則を断固として堅持する」と表明し、中東問題における中国の公正な立場に称賛の意を示し、中国と共に国際的な公平と正義を守りたいと述べました。

習主席はベトナムのファム・ミン・チン首相と会談した際、「中国とベトナムは自国が歩んでいる道と制度に対する自信を固め、団結と協力を強化し、中越運命共同体の船が終始正しい方向に沿って着実に前進するよう推進しなければならない」と述べました。習主席はベトナム社会主義共和国建国80周年に祝意を示し、ベトナム共産党第14回全国代表大会の開催を支持し、ベトナムと党や国家ガバナンスの経験交流を深め、ハイレベル交流を保ち、両国の戦略的協力を統一的に推進していきたいと表明しました。

習近平主席、トルコ・ベトナム首脳と会談―中国

ファム・ミン・チン首相はベトナム共産党中央執行委員会のトー・ラム書記長、ルオン・クオン国家主席から習主席へのあいさつを伝え、ベトナムは中国が多大な発展の成果を収め、世界経済に重要な貢献をしていることをうれしく思っていると述べました。(提供/CRI)

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