上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会は9月1日、天津で声明を発表し、世界貿易機関(WTO)を核心とする多国間貿易体制を支持することを表明し、また、支持すべきだと呼びかけました。

声明は、加盟国の指導者が現在の世界経済における不確実性の増大や制限的な貿易措置の拡大を認識していることと、多国間貿易体制が経済の包摂的成長と持続可能な発展を促進し、世界的な課題に対応する上で重要な役割を果たすべきだと表明しました。

声明はさらに、WTOのルールを基盤として、協議での合意に基づく施策決定や開放性、透明性、公平性、包摂性、平等、非差別を原則とする多国間貿易体制を支持すると強調しました。そして、開発途上国、特に後発開発途上国を特別扱いする規則は、WTOとその協定の不可分の一部だと再確認しました。

また、WTOの実効性を強化するための改革の必要性も強調されました。(提供/CRI)

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