台湾メディアの中時新聞網は1日、「沖縄旅行は海外に行った気がしない」との声に、旅行の達人が反論したことを報じた。
記事は、「沖縄は地理的に(台湾から)近く、受け入れ環境もフレンドリーであることから、以前から親子連れの海外旅行先として人気を集めてきた」とする一方、「最近では多くのユーザーの間で『沖縄旅行は海外に行った気がしない』との声が出始めている」と伝えた。
そして、実際に上がっている声として、「観光客の大半が台湾人で、海外旅行らしさがどんどん薄れている」「焼肉屋に行ったら店内の客はみんな台湾人で、日本人は店員だけだった」「美ら海水族館で母親が『魚はどこにいるの?』と閩南語で聞いたら、私が返事をする前に隣にいた人が『そこにいるよ』って閩南語で答えた」などを紹介。どこに行っても台湾人だらけであることに不満を覚える人が多いようだ。
一方、日本旅行の達人として知られる林氏璧(リン・シービー)氏は自身のフェイスブックアカウントでこうした声を紹介する台湾メディアの報道を引用した上で、沖縄旅行の良さとして「フライト時間が短い」「ドラッグストアの商品が安い」「おいしくて手ごろな和牛」「名産のアグー豚」「苦くないゴーヤ」「米国風料理」などを挙げた。また、「沖縄には一日中過ごせるショッピングモールがあり、空港近くには大型アウトレットもある。さらにコストコまでオープンし、車で行ってまとめ買いすればお得。多くの離島があり、アイランドホッピングもできる」とも説明した。
そして、「自分で運転する人にとっては、ヒヤヒヤする緊張感と達成感があり、まったく台湾にいる気はしない」とし、「私は沖縄が好きで、何度も行きたいと思ってる。あなたはどうだろうか?。行きたくないなら構わない。私たちが行くから」とつづった。なお、先日オープンした「ジャングリア沖縄」については、その評価が物議を醸したこともあってか「当面は行かなくても大丈夫かも」と冗談交じりに記している。(翻訳・編集/北田)