シンガポール華字メディアの連合早報は2日、中国国内100都市の中古住宅平均価格について、「8月も下落した」とする記事を掲載した。

記事はまず、「北京と上海の2大一線都市は8月に相次いで住宅購入規制を緩和したが、民間調査によると、中古住宅価格は8月も下落し、不動産市場が依然として低迷から回復できていないことを示している」と伝えた。

記事によると、中国の民間不動産調査会社、中国指数研究院が1日発表した8月の国内100都市の中古住宅平均価格は1平方メートル当たり1万3481元(約27万9000円)で、前月比0.76%下落し、前年同月比では7.34%下落した。

新築住宅平均価格は1平方メートル当たり1万6910元(約35万円)で、前月比0.20%上昇し、前年同月比では2.73%上昇した。

中国の李強(リー・チアン)首相が8月に不動産市場の落ち込みを食い止める措置の必要性を改めて強調したことを受け、北京市と上海市は住宅購入規制を緩和した。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ