米ニュース専門放送局CNBCのウェブサイトは8月27日、「中国の大手電気自動車(EV)メーカーは世界の自動車市場をいかに再構築するのか」と題した記事を掲載しました。記事では、中国のEV産業は発展の速さと規模で世界を驚かせ、この勢いは少しも鈍化する傾向を見せていないと述べています。
報道は、「かつて中国EVメーカーの潜在力を過小評価した人は少なくない。EVメーカーの米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はインタビューを受けた際、中国のEVメーカーBYDの製品をやゆしたことがある。しかし、BYDは2024年にテスラを抜き、世界最大の売上高を達成したEVメーカーとなった」と述べました。
NIO(ニオ)や理想汽車(リ・オート)など中国の新鋭企業、またジーリー・オートモービル(吉利汽車)、SAIC Motor(上海汽車集団)など成熟したメーカーも、EV産業で上位を占めています。同時にEVバッテリーメーカー大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は一貫してEV用バッテリーを供給しており、業界の重要な一員となっています。
S&Pグローバルモビリティーで情報と市場分析を担当する副総裁のヘナー・レーネ氏は、「中国のEV産業はすでに世界自動車市場を再構築する重要な力となった。中国が2023年に世界最大の自動車輸出国となったことは注目に値する。中国の自動車販売量は2024年に記録的な3140万台に上り、うちEVは全体の41%を占めた」と語っています。(提供/CRI)