中国の習近平国家主席は8月31日、2025年上海協力機構サミットに出席するために中国を訪れたインドのモディ首相と天津市内で会談した際、「善隣友好の友人、相互達成のパートナーになり、『龍象共舞(龍と象が共に舞う)』を実現することは、中国とインド双方の正しい選択であるはずだ」と指摘しました。

今回はモディ首相の7年ぶりの中国訪問でした。

中国とインドの国交樹立75周年にあたり、両国首脳が二国間関係をいかにして安定して長期成長させていくかは、今回の「龍と象」の相互作用についての国際社会の注目の焦点になりました。

習主席はモディ首相との会談で、「ライバルではなく協力パートナーであり、互いに脅威ではなく発展のチャンスだという大きな方向を見定めさえすれば、中国とインドの関係は、細かい点もおのずからはっきりとして、安定して長期成長していくことになる」と強調しました。モディ首相は、「インドと中国はライバルではなくパートナーであり、共通する認識は意見の相違よりはるかに多い」と述べました。

国際問題ウオッチャーは、「現在は、インド側の一部の人が依然として、『中国脅威論』と第三者の干渉の影響を受けて、『龍と象が共に舞う』と『龍と象が争う』の間で揺れ動いている。今回の会談で、両国の首脳は中国とインドの関係の位置づけを再び強調したことは、予測を安定させ、誤判断を減らすことに役立つ」と指摘しています。

多くのメディアはおしなべて、モディ首相の今回の訪問は、中国が多くの国が参加する活動を開催することへのインドの支持を示すものであり、中国とインドが多国間協力を強化する前向きのシグナルを発したものと受け止めました。また、地域ひいては世界の安定により多くの確実性をもたらしたとの見方を示しました。(提供/CRI)

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