第10回中国国際ナノ科学技術会議がこのほど北京で開催され、会議で発表された「中国ナノテクノロジー産業白書(2025)」は、中国のナノ特許数が世界第1位を維持し、産業発展の勢いが持続的に強化されていることを明らかにしました。
会場では同時開催されたナノテクノロジー産業展覧会において、ナノ技術の産業化された成果が集中的に展示されました。
今回発表された白書によると、2000年から2025年までに、世界で認可されたナノ特許の総数は107万8000件を超え、うち中国の特許数は全体の43%に当たる46万4000件に達し、世界第1位になったとのことです。中国のナノ技術特許の譲渡とライセンス率は8%を突破し、ナノテクノロジーの成果転化効率が着実に向上していることを示しています。
中国国際ナノ科学技術会議議長を務める中国科学院の白春礼院士(アカデミー会員)は、「ナノテクノロジーは単独の専門分野ではなく、物理、化学、材料、電子、生命科学など多分野と関連している。最先端分野の革新は、往々にして学際的な交流の中で生まれるものだ。ナノテクノロジーの研究領域は、重要な分野においてより一層の発展と応用が期待される」と述べました。(提供/CRI)