中国外交部の郭嘉昆報道官は9月2日の定例記者会見で、国内外の人的往来をさらに便利にするため、中国はビザ免除国の範囲を拡大することを決定し、今年9月15日から2026年9月14日まで、ロシアの一般旅券所持者に対してビザ免除政策を試行すると発表しました。

このニュースが発表された後の30分間、オンライン旅行プラットフォームでモスクワを出発地とする航空券の検索数が前年比で約2倍に増加し、瞬時の検索数は最高で4倍近くに達したとのことです。

中国のオンライン旅行会社・携程(Ctrip)のデータによると、今年の夏、中国のインバウンド観光においてロシアは5大旅客源の一つになったことが分かりました。7月以降、携程プラットフォーム上のロシアから中国への旅行予約は前年同期比150%増加し、ロシア人観光客に最も人気のある目的地トップ10は北京、上海、三亜、広州、ハルビン、深セン、西安、張家界、成都、杭州でした。

ロシアの通信社スプートニクが先ごろ伝えたロシア観光事業者協会発表のデータによると、今年上半期、飛行機で中国を訪れたロシア人観光客は、前年同期比で70%以上増え、延べ66万人を超えたとのことです。また2024年通年では、180万人のロシア人観光客が中国を旅行し、中国はロシア人観光客の海外旅行先(トランジットを含む)で第3位になったと報じました。(提供/CRI)

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