2025年9月4日、韓国・文化日報によると、Netflixアニメーション「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」の人気で、ソウルとNソウルタワーを訪れる外国人が急増しているが、老朽化した施設がよくない印象を与え、アニメ人気にもマイナスとなっているとの声が上がっている。
Nソウルタワーのある南山(ナムサン)の頂上へ行くには、民間業者が運行しているロープウェイを利用することになる。
記事によると、ロープウェイやタワーで取材した外国人の多くが、ロープウェイについて「普通、まあまあ(so so)」「暑いしイライラする(annoying)」など、芳しくない感想を伝えてきたという。彼らは主に明洞(ミョンドン)から徒歩またはタクシーでロープウェイ乗り場まで来ていた。地下鉄明洞駅からは400メートルほどの距離だが、急な坂道のため大人でも徒歩15分はかかる。
ロシア人観光客は「暑い中、地下鉄駅から随分歩いた。乗り場は涼しかったが、ゴンドラ内はエアコンがなくて暑すぎる」と不満をもらした。KPOPガールズを見たのがきっかけで旅行に来たという米国人は「ロープウェイは価格(大人往復1万5000ウォン=約1600円)に比べて乗る時間が短い(約3分)し、眺めが期待以下だった」と評している。
ソウル市によると、年初から7月までにNソウルタワーを訪れた外国人は22万5210人に達する。1月とアニメ配信後の7月を比較すると244.8%の急増となるという。こうした外国人の南山人気に、ロープウェイが水を差しているのが実情だ。
市はロープウェイの問題補完と観光客便宜のために、価格が安く明洞駅からのアクセスも便利な「南山ゴンドラ」の設置を計画したものの、ロープウェイ運営会社が訴訟を起こしたため、1年以上、工事が止まっている状態だという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「理由はみんな知ってる。