2025年9月8日、台湾メディアのETtodayは劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の興行収入が日本で314億円、台湾で7億1000万台湾ドル(約34億円)を突破したと報じた。

「鬼滅の刃」のX公式アカウントによると、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来は公開52日間で観客動員数2200万7405人、興行収入314億2591万6900円を記録した。

公開初日から3日間で日本映画史のオープニング記録を更新し、その勢いのまま、日本映画史上最速で100億円、200億円を突破。さらに、20年公開の劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(59日間で300億円突破)の記録を塗り替え、再び日本映画史上最速で300億円突破を成し遂げた。歴代興収ランキングでは現在3位に位置している。

記事は「『千と千尋の神隠し』は、日本の歴代興行収入ランキング2位の地位を『鬼滅の刃』(無限城編)に揺さぶられてはいるものの、その不朽の名作としての存在感は今も人々の心に深く刻まれている」とし、 「同作はスタジオジブリが制作し、宮崎駿氏が監督と脚本を担当。1年間のロングラン上映で304億円を突破し、その後16年と20年の再上映を経て、累計興行収入は316億円に達した。また同作は03年の第75回アカデミー賞で日本作品として初の長編アニメーション賞を受賞した」と紹介した。

一方、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来は、台湾でも記録を更新し続けている。記事によると、同作は台湾映画史上初めて歴代興収トップ10に入った日本映画となった。これまで台湾の歴代興収トップ10はハリウッド大作のみだった。全国電影票房統計ネットの情報によると、同作の興収はすでに7億1000万台湾ドル(約34億円)に達し、台湾歴代9位にランクイン。間もなくトム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」に迫る見込みだという。なお、台湾歴代1位は09年公開の「アバター」で、興行収入は11億1370万台湾ドル(約54億円)を記録しており、台湾映画史で唯一10億台湾ドル(約48億円)を突破した作品となっている。

(翻訳・編集/岩田)

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