中国メディアの新週刊は11日、中国の人気コメディアン、シャオシェンヤン(小瀋陽、本名:沈鶴)(44)の娘のシェン・ジアルン(沈佳潤)(19)が韓国でソロ歌手としてデビューしたことに関連し、「一般人の逆襲は困難に」とする記事を配信した。

記事によると、シェン・ジアルンについて、韓国では当初、「中国の財閥の令嬢」と誤解する人もいた。

なぜならシェン・ジアルンの父親の名前の一部に中国東北地方の都市名が入っていたからだ。

韓国ではこのほど、小売り大手、新世界グループの李明熙(イ・ミョンヒ)総括会長の孫で新世界百貨店を経営する鄭有慶(チョン・ユギョン)会長の長女が、新人グループALLDAY PROJECTのメンバーとしてデビューし「財閥アイドル」として話題になった。

娘の韓国での夢の実現を全面的に応援するシャオシェンヤン夫婦とは異なり、中国の女優、ホアン・イー(黄奕)(46)は12歳の娘が練習生として韓国に行くことについて、韓国の男性グループ、スーパージュニアの元中国人メンバーで現在は中国で俳優として活躍しているハン・グン(韓庚)(41)を例に挙げて強く反対した。

ハン・グンが韓国に行った当時、200万人いる練習生のうちデビューできたのはわずか75人だった。過酷なトレーニングのせいで肋骨(ろっこつ)を骨折したこともあった。

ハン・グンの父親は普通の労働者で、母親は小さな商売を営んでいた。両親は、あちこちから借金までして、この並外れたダンスの才能を持つ息子が韓国芸能界で成功するのを応援した。ハン・グンもそれに応えて「草の根の逆襲」を成し遂げた。しかし昨今の芸能界では、中国、韓国、欧米を問わず、そのような話はあまり聞かれなくなっている。(翻訳・編集/柳川)

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