2025年9月11日、台湾メディア・ETtodayは、米アップルが発表した新しいスマートフォンiPhone17シリーズについて、台湾で買うより日本で買った方が安いという議論が台湾のネット上で起きていることを報じた。

記事は、iPhone17シリーズについて、台湾のネット掲示板PTTで、台湾での定価が割高に感じられるため、円安を利用して日本で購入しようという声が上がっていると紹介。

最上位モデルであるiPhone17 Pro Maxの場合、日本で購入すると税込み19万4800円で、台湾での価格4万4900台湾ドル(約21万9000円)に比べて約5000台湾ドル(約2万5000円)安くなるとした上で、外国人旅行者向けの免税措置を利用すれば消費税分の10%が還元される可能性もあると伝えた。

また、あるネットユーザーがiPhone 17、iPhone AIR、iPhone17 Pro、iPhone17 Pro Maxの4機種それぞれについて台湾での価格と日本での価格を記載し、いずれも日本で購入したほうが1割前後安くなることを示したと紹介した。

その上で、この件について台湾のネットユーザーから「日本の大手家電量販店で免税し、クレジットカードのキャッシュバックも使えば『勝ち確定』では?」との声が出る一方で、「制度の悪用があったことから、日本のAppleストア直営店では免税できない」「家電量販店は発売後数カ月は在庫がない」「保証は日本国内のみでグローバル保証ではない」「日本版は国内でのみシャッター音が鳴る」といったデメリットも指摘されていると伝えた。

記事はさらに、旅行専門家として知られるライター「風塵萬里 旅人手札」氏もSNS上で、日本のiPhone17を購入するにあたって注意すべきこととして、シャッター音、アップルストア直営店では免税対象外であること、日本限定保証、eSIMであること、在庫が見つかりにくいことの5点を挙げたことを合わせて紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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