中国障がい者連合会の主催による2025中国国際福祉博覧会および中国国際リハビリ博覧会が9月12日から13日まで、北京市内で開催されました。会期3日間の間に世界からの431社が、障がい者と高齢者を支援する科学技術の成果1万点以上を出展しました。

出展者の多くが脳と機械を接続するブレイン・コンピュータ・インタフェースや人工知能(AI)、外骨格ロボット、スマート車椅子などの新製品を展示しました。うち59点が初披露でした。

会場内のバリアフリー案内カウンターでは聴覚障がい者、視覚障がい者、身体障がい者のための補助器具が用意され、必要とする人はそれぞれ適した器具を見出すことができました。

初公開された全地形エンボディー車椅子ロボットは、従来の車椅子にAIの要素を多く追加して、障がい者や高齢者がさまざまな地形環境で障害物を回避して移動することを助けます。階段に登る際には人の操作なしで速度が自動調整され、危険があると判断すれば速度を落とし、方向がずれた場合には速度をゆっくりと落として調整します。環境が安全と判断すれば、1分間で2階分の階段を登ることができます。

最新発表されたウェアラブル型のスマート人工喉ではAIと最先端のセンサー技術が融合されており、喉切除手術後の発声障害、脳卒中の後遺症、パーキンソン病患者など、さまざまな音声障害を抱える人の支援に役立ちます。(提供/CRI)

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