中国東部の浙江省温州港状元*(夭の下に山)港区で9月15日、パナマ籍のローロー船「フォレストグローリー」(長さ140.18メートル、3万3997トン)が新エネルギー自動車400台を搭載し、海事巡視艇の護衛の下、ドバイに向かい出港しました。これは温州と中東を結ぶ新航路が正式に開通したことを意味し、温州港が開港以来、初めて開設した新エネ完成車専用のローロー船輸送航路となります。

「フォレストグローリー」は自動車3100台を収容できる8層構造の自動車専用輸送船で、内部には専用の車両駐車スペースと固定装置が設けられており、ランプで埠頭(ふとう)バースと接続することで自動車の自走積み込みが可能です。船は温州港を出発し、広東省の南沙港を経て目的港のドバイに向かいます。所要時間は約23日間です。

浙江海事局によると、航路の円滑な開通とローロー船の就航成功を確保するため、温州海事部門は税関、港務、鉄道、物流企業など複数の事業体と共同で、個々の保障プランを策定し、24時間対応の「優先検査」グリーンルートを開設し、「遠隔事前検査プラス船上検査」などを実施し、船舶輸送の安全を全力で保障したとのことです。

新航路の開通は、浙江省南部と福建省北部地区の自動車チェーン製品の海外進出物流ルートをさらに広げ、温州港の港湾開放拡大と貿易航路ネットワークの改善に強力なサポートを提供します。(提供/CRI)

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