中国の航空会社、北京首都航空はこのほど、客室でのペット同伴搭乗サービスをアップグレードすると発表しました。中国国内23都市のハブ空港を出発する国内線エコノミークラスで、旅客が猫や犬を同伴して搭乗できるサービスを提供します。
従来までの航空輸送では、ペットは貨物室での託送が主流であり、環境の変化によりペットにストレス反応のリスクが生じるだけでなく、旅客は「ペットと引き離される」心配に直面していました。首都航空は2024年1月から、「ペット機内同伴搭乗」サービスを始め、需要面からペット飼育家庭の旅行の不安を解決してきました。
今回アップグレードした「ペット機内同伴搭乗」サービスは、北京大興、海口、瀋陽、青島、石家荘、ハルビン、鄭州、重慶、合肥、西安、上海浦東、ウルムチ、昆明、麗江、西双版納、杭州、広州、長沙、三亜、蘭州、深セン、太原、天津の23の国内ハブ空港に拡大されました。中国国内線の人気都市がほとんどカバーされています。同サービスは安全を確保するため、国内線直行便のエコノミークラスにのみ適用されます。北京首都航空はこのほか、「ペット用座席」も特別に導入しました。旅客が望むならば、ペットに自身の隣の座席の搭乗券を買うことが可能となりました。飛行中、ペットが十分な活動空間を確保できるようになり、ペットと飼い主の快適性と安全性が大幅に向上する見込みです。(提供/CRI)