韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相は9月17日に中国を訪れました。趙外相は出発前に韓国の金浦(キンポ)空港でインタビューを受け、初の訪中についての抱負を語り、「韓中関係の発展方向などの議題をめぐり討議する予定だ。

会談は韓中協力関係の発展や北東アジア情勢などの議題について進められる」と紹介しました。

両国の海洋問題について趙外相は、「隣国として、友好関係を保ちながら付き合うべきだ」と強調し、問題があれば明確に提出し、早急に解決策を見つけなければならないとの見方を示しました。

また中国との関係について、「中国はわれわれにとって非常に重要な隣国だ。韓中関係の発展方向を模索し、目下解決できていない議題をめぐって討議したい」と表明しました。

複数の韓国メディアは、今回の訪中は趙外相が就任後初の韓中ハイレベル外交の対面交流となり、李在明(イ・ジェミョン)政権が韓米同盟と対中関係のバランスをどう取るかの重要な試練と位置付けになると報道しました。趙外相はかつて両国関係について「実用主義」を原則に管理すべきだと示したことがあります。李在明政権は韓米同盟と韓米日協力の強化を外交政策の基盤としましたが、韓中関係を軽視しない意向も数回にわたり表明しています。

趙外相は9月16日、国会外交・統一・安全保障委員会に出席した際、韓国人が米国に拘束された事件について、「過去に多くの同盟・友好国と非常に良い協力をしてきた過去の米国ではないことを最近実感している」と述べました。(提供/CRI)

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