台湾メディアの自由時報は22日、SNS上に出回っている台北捷運(台北MRT)の画像はフェイクだったと報じた。
記事によると、このほどFacebook(フェイスブック)やThreads(スレッズ)などで「小学生が台北MRTの駅のホームで倒れたが、誰も助けようとしなかった」との画像が拡散した。

しかし、周囲の状況から現場は台北MRTではなく浙江省杭州市の地下鉄の可能性が高く、台北捷運の運行会社もこのような事実はないと否定した。
この件について、米ネバダ大学ラスベガス校の王宏恩(ワン・ホンエン)助教授は背後に偽情報(フェイクニュース)を大規模に拡散する中国のグループが存在すると指摘。台湾人を装って台湾向けに繁体字中国語の情報を流しており、日本や米国、ブラジルなどでも発信していると説明した。(翻訳・編集/北田)