中国メディアの環球時報は22日、ブラジル人ジャーナリストが「中国は21世紀の高速鉄道並みの速さで発展している」と語ったとするブラジルのニュースポータルサイト、Brasil 247の記事を紹介した。

記事によると、ジャーナリスト兼アナリストのペペ・エスコバル氏は、自身のYouTubeチャンネル「ペペ・カフェ」で、中国の変貌を分析した。

同氏は、中国西部の甘粛省からのリポートで、中国が科学技術や産業、エネルギーのトランスフォーメーションと文化の保全、地域統合を融合させて「21世紀の高速鉄道並み」の速さで発展目標を達成した点を強調した。

同氏は、敦煌や蘭州などの都市を旅しながら、電化が著しく進んでいることや、広大な太陽光発電パネルと風力タービンが工業団地に電力を供給していること、高速鉄道が砂漠や山岳地帯、工業地帯を縦横に走るなど鉄道インフラの現代化が進んでいることに触れ、「これらの実践と行動で感じるのは、中国の発展の力であり、『中国製造2025』発表以降のこの10年間で、目標がいかに達成され、それを超越しているかだ」と語った。

同氏は、古代シルクロードをたどりながら、4~14世紀の仏教美術が保存されている敦煌の莫高窟など、この地域の歴史的・文化的意義も強調した。同氏にとってこの旅は、中国がいかにして古代の伝統と急速な現代化を融合させ、さまざまな分野で世界的な大国としての地位を確固たるものにしてきたかを理解する機会となった。「こうした現象を、サミットや演説といったマクロの世界だけでなく、高速鉄道で小さな町から町へと移動するといった日常生活のミクロの世界でも目にするのは、とても印象的だった」と語る。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ