中国料理を揶揄(やゆ)して物議を醸した米テニス選手が、北京で行われる中国(チャイナ)オープンを棄権することが分かった。中国メディアの封面新聞が25日に報じた。

米国の女子テニス選手でダブルス世界ランキング1位のテイラー・タウンゼントは今月16日、広東省深セン市で行われた大会に米国代表として出場した際、SNS上で中国料理について「夕食のビュッフェで見たんだけど、カエルとかウシガエルを殺してる。あれって毒あるんじゃないの?イボや皮膚病になるようなものだよね?」「10点満点で2点。ザリガニや動物の内臓もあった」などとコメント。これが「侮辱に当たる」などと炎上し、謝罪に追い込まれた。

封面新聞は、タウンゼントが「足首の負傷」でチャイナオープンの全試合を棄権すると発表したことを伝えた上で、「これに先立ち、彼女はウシガエルやスッポンなどの中国料理の食材をおとしめたことで論争を巻き起こしていた。批判を受け、すぐに謝罪したが、中国については触れず、不適切な発言を撤回することもなかったため、誠意に欠ける謝罪だと指摘された」と報じている。

中国のSNS上では依然として、タウンゼントに対する厳しい非難の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田)

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