日本の中央大学、韓国の中央大学、台湾の国立中央大学の3校が中央3大学連合協定「Triple-C Collaboration」を結んだと発表した。台湾メディアが伝えた。

3大学は学生交流や教員の研究協力を推進し、高等教育の国際協力の新たなモデルを築くとしている。

台湾・中央通信社によると、3大学はそれぞれ、従来から協定校などの関係にあった。同じ校名の縁から連合協定の構想が生まれ、昨年10月には3校が実現に向けて動くことで合意していた。

今月19日に韓国・ソウル市の中央大学で調印式が行われ、同大の朴相奎(パク・サンギュ)学長と中央大(日本)の河合久学長、中央大(台湾)の綦振瀛副学長が協定書に署名した。

中央大(台湾)は「3校の代表は連合協定について長年の交流や多くの人の努力が積み重なって実現したものだと認識している」と言及。締結は過去の努力を認めるものであると同時に将来の協力への約束であるとした上で「今後も継続的に国際交流を推進していくことを象徴している」と強調した。

日本の中央大学のホームページによると、調印式では各大学の代表が互いの大学への感謝と今後の協力への期待を述べた。続いて、韓国の中央大学副学長によるプレゼンテーションが行われ、今後 、「ICT、ビッグデータ、AIに関する共同研究」「人文社会分野での共同研究」「短期プログラムと交換留学を組み合わせた学生向けJoint Educational Program」「職員交流プログラム」「学生スポーツ交流イベントの開催」の分野で連携を目指すことを確認した。

韓国の中央大学は1916年創立と韓国で最も長い歴史を持つ名門私立大学の一つで、アートと文化、コミュニケーション分野に強みを持っている。台湾の中央大学は北部の桃園市にある。台湾の先端工学を担っており、重点研究大学7校の一つに指定されている。(編集/日向)

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