中国メディアの第一財経はこのほど、中国のプール掃除ロボットブランドの海外進出が加速しているとする記事を掲載した。
記事はまず、9月に上海で開催されたローイングの世界選手権で中国のプール掃除ロボットブランドのiGardenがドイツローイング協会との戦略的提携を発表したことを取り上げ、iGardenがドイツとともに重要な市場であるオーストラリアや米国、フランスの協会とも提携してブランドの認知度を高めて行く方針であることを紹介した。
その上で、「国際的なスポーツイベントの場を借りて知名度を高めることは、海外進出する多くの中国ブランドが通る一般的な道だ」とし、中国のプール掃除ロボットブランドのAiperがオーストラリアのクリケットチームのシドニー・シクサーズと提携したことや、iGardenが今年、ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)の認証を得て同レースの公式パートナーとなったことを紹介した。
記事は、米調査会社のIDCによると、今年1~6月に世界市場で出荷されたプールロボットは93万3000台と前年同期比18.7%増加したことや、世界には3000万近くのプールがあり、プールロボットの普及率は依然として比較的低い水準にあることを紹介し、「中国のプール掃除ロボットブランドにとって、海外での知名度を高めることは第一歩にすぎない。より重要なのは、技術力を通じて製品の優位性を確立し、販売チャンネルを強化することだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
— 中国動画 (@RC00547555) October 1, 2025