2025年10月5日、中国メディアの瀟湘晨報は、岡山県で宿泊客ら女性9人に性的暴行を加えるなどして逮捕、起訴されたゲストハウス経営の男が実刑判決を受けたことを報じた。

記事は、被告(51)が2019年8月から22年にかけて、自身が経営する岡山県里庄町のゲストハウス内で計画的に犯行を実施し、薬物混入の痕跡を隠すために抹茶カクテルを調合して女性に飲ませ、昏睡状態に陥らせて抵抗不能にして性的暴行に及んでいたと紹介。

被害者たちは泥酔によるものと誤解していたが、22年3月にある女性宿泊客が体調不良を訴え、体内から睡眠薬が検出されたことで事件が発覚したと伝えた。

そして、警察の捜査により、被告の携帯電話とハードディスクから女性宿泊客を盗撮した大量のわいせつな動画や写真が発見され、少なくとも10人の女性がゲストハウスの客室内や食堂で性的暴行やわいせつ行為、わいせつ未遂(1人)の被害を受けていたことがわかったとした。

岡山地方裁判所で開かれた公判では検察側が被告の犯行を「卑劣」と激しく避難して懲役28年を求める一方で、弁護側は「被告に精神疾患があり、刑事責任は問えない」と主張、裁判所は複数の罪名が成立するとの認識を示し、懲役26年の1審判決を言い渡したと伝えている。

この件について、中国のネットユーザーからは「日本らしい事件だ」という声が多く寄せられ、「日本の(アダルト)映像作品によくある筋書きだ」という意見も複数見られた。

また、「外泊する際は、本当に安全に注意しないと」「チェックインしたらすぐに友人や家族に場所と部屋番号を送るべき」「今後は宿の主人の性別も確認しないと」など、警戒感を強めるユーザーもいた。さらに「懲役26年は、確かに重刑だ」「終身刑にすべきだ」「これが中国なら何年の判決になるだろうか?」など、刑の重さに関するコメントもあった。(編集・翻訳/川尻)

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