2025年10月3日、台湾メディアのJapaholicは、映画「ひゃくえむ。」が台湾公開され、試写会が好評だったと報じた。
「ひゃくえむ。」は、漫画家・魚豊氏のデビュー作を原作とする作品。
そして数年後、天才スプリンターとして注目を集めながらも、勝ち続けることへの重圧に苦しむトガシの前に、トップランナーへと成長を遂げた小宮が再び姿を現す。100メートルにすべてを賭け、一瞬を駆け抜ける、情熱と狂気が交錯する熱血の青春物語だ。日本のAmazonで5つ星のうち4.9という高評価を獲得したアニメ映画「ひゃくえむ。」は、日本の実力派俳優・松坂桃李と染谷将太が声を担当し、今月3日より台湾で上映される。松坂と染谷の共演は、11年に公開された映画「アントキノイノチ」以来14年ぶりである。
記事によると、2人は再び同じ作品に参加できたことを大いに喜び、松坂は冗談めかして「めちゃくちゃうれしかったです。なんで14年も共演できなかったんだろうと。誰かが邪魔してたのかな?と思うくらい」と話した。
また、今月1日、台湾台北の映画館・楽声影城で開催された試写会では、「原作とは異なるキャラクターの表情や細やかな動きの描写が見事」「セリフに頼らず、動作だけで観客を熱くさせる場面が多く、その表現力が素晴らしい」「キャラクターの紹介が簡潔で力強く、テンポも非常にスムーズで、作品全体に引き込まれる魅力がある」などと、観客からの好評が相次いだようだ。
同作では、松坂と染谷の共演に加え、人気声優たちが脇を固める。主人公・トガシの小学生時代を演じるのは、「SPY×FAMILY」のアーニャ・フォージャー役や「葬送のフリーレン」のフリーレン役で知られる種﨑敦美。小宮の幼少期は、「幼女戦記」のターニャ役や「薬屋のひとりごと」の猫猫(マオマオ)役で知られる悠木碧が担当する。
トガシの高校時代の同級生・浅草を演じるのは、「【推しの子】」の星野アイ役や「Re:ゼロから始める異世界生活」のエミリア役で知られる高橋李依。仁神役は、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の三井寿(みついひさし)役や「ハイキュー!!」の尾白(おじろ)アランを演じた笠間淳。
海棠を演じるのは、「呪術廻戦」の七海建人(ななみけんと)役や「チェンソーマンの岸辺(きしべ)役で知られる津田健次郎。そのほか、榎木淳弥、内田雄馬、石谷春貴、石橋陽彩、杉田智和、田中有紀といった豪華キャストも出演している。
映画「ひゃくえむ。」の台湾公開を記念し、配給会社・車庫娯楽は魚豊氏による描き下ろし複製サイン色紙を特典として配布する。3~10日の期間中に映画チケットを購入した観客には「富樫&小宮ver.」、10~16日の期間には「財津&海棠ver.」がそれぞれ配布される。数量限定で、なくなり次第終了となる。(翻訳・編集/岩田)