2025年10月9日、台湾メディア・中時新聞網は、沖縄の空港で台湾産のごみが放置されていたことが台湾のSNS上で紹介され、物議を醸していると報じた。

記事は、台湾の女性ネットユーザーが8日、Facebookの投稿グループ「爆料公社」に4枚の写真を投稿したことを紹介。

撮影場所は沖縄にある空港の喫煙室で、テーブルの上に中国語が書かれた2袋のごみが置かれており、中にはかみ残しの台湾産ビンロウが入っていたため、投稿者は「台湾人はビンロウをかむのに恥を海外に持ち出さないで」と怒りをあらわにしたと伝えた。

そして、この投稿は瞬く間に拡散され、2500件以上の「いいね」が集まったほか、「本当に品がない」「ビンロウを食べてごみまで散らかすなんて」

「沖縄が台湾にある公園みたいになってきた」など、台湾人のマナーを疑問視するコメントが相次いだとした。

沖縄の空港で見つけたある物に台湾ネット民大騒ぎ「海外にまで恥をさらした」―台湾メディア

また、ビンロウを海外に持ち出せるのかという疑問を抱くユーザーもおり、経験者から「台湾出国時は特に問題なく、日本入国時も検査されなかった」「北海道や沖縄に持って行ったことがある」「持ち出しは可能だが、台湾に持ち帰る際には規制がある」などの意見が寄せられたと紹介。アラブ諸国やオーストラリア、カナダでは麻薬扱いされる可能性があると注意を促す人もいたと伝えている。

記事は、日本の動植物検疫制度によると、植物や果実、種子、生きた植物などを持ち込む際には、輸出国の植物検疫証明書が必要であり、日本側の検査も義務付けられているとしつつ、ビンロウは加工済み製品に分類されるため多くの場合は通関可能になると解説。一方で、製品の種類や産地によって対応が異なるため、場合によっては没収や罰金、入国拒否の可能性もあるとした。(編集・翻訳/川尻)

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