中国メディアの毎日人物は13日、SNS・微博(ウェイボー)の公式アカウントに「中国人観光客が韓国の美容医療業界を救う」とするハッシュタグ付き記事を投稿した。

記事はまず、韓国の美容医療市場が飽和状態に陥る中、蜂のようにわっと集まってくる中国人消費者が「命を救うわら」になっていると伝えた。

その上で、韓国の美容医療業界で働いたことがある人物の話として、「ソウルの江南(カンナム)エリアだけで5000軒を超える皮膚科クリニックが存在するが、韓国の若者は高い家賃や失業率、多額の負債などの圧力に直面し、美容医療を受ける頻度は著しく減少している。新規開業の皮膚科クリニック院長は毎月1億~2億ウォン(約1000万~2000万円)の業績圧力に直面し、閉鎖や移転するクリニックは掃いて捨てるほどある」と伝えた。

記事は「そうした中、1億6000万人の中国パスポート保有者が韓国の美容医療機関にとって新たなブルーオーシャンとなっている」とし、それらの機関の中には、中国市場攻略を専門に担当する「中国部マネジャー」のポストを設けたり、中国人に人気のSNS小紅書(レッドノート)でコンテンツマーケティングに力を入れたりするところもあると伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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