サッカーの日本代表は14日に東京スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2025のブラジル戦で勝利を収めた。中国のSNS上でも試合終了後に関連ワードが急騰するなど、大きな注目を集めている。

FIFAランキング19位の日本は、同6位でワールドカップ(W杯)過去最多の5回の優勝を誇るサッカー王国・ブラジルと対戦。前半26分にパウロ・エンヒキにディフェンスラインの裏を取られて先制ゴールを許すと、同32分にはガブリエル・マルティネッリに再び裏を取られて失点した。

しかし、2点ビハインドで迎えた後半7分、前線のチェイスからペナルティーエリア内で相手のパスをカットした南野拓実がゴール左に豪快に蹴り込み1点を返すと、同17分には途中出場の伊東純也のクロスに中村敬斗が右足で合わせて同点に。さらに、同26分には伊東のコーナーキックから上田綺世がヘディングでねじ込み逆転に成功する。

その後もたびたびブラジルゴールに迫った日本。終盤は引いて守りを固めてブラジルの反撃を許さず、3-2で逆転勝利を収めた。A代表の試合で日本がブラジルに勝利したことは過去13回の対戦で一度もなく、歴史的な勝利となった。

試合終了後、中国のSNS・微博(ウェイボー)では「日本3-2ブラジル」が瞬く間にトレンド上位に。中国のネットユーザーからは「日本がブラジルに勝った!」「うらやましい(涙)」「これが実力というもの」「日本はもうなんか漫画みたい」「キャプテン翼だ!」「すごいとしか言いようがない」「これはもう恐れ入るしかない!」「日本はもう世界の強豪と言っていい」といった絶賛が相次いだ。

また、「試合見てたけど、日本のメンタルには本当に感服。これがもし中国代表ならどれだけ良かったか。日本こそ、夢を現実にできる国だ」「日本の方がブラジルかと錯覚するような戦いぶりだった」「韓国はブラジルに0-5で敗れた。

日本の偉大さは、あらゆる分野で黄色人種が他の人種に劣らないことを証明し続けているところにある」「アジアには2種類しかない。日本と、それ以外だ」「来年のW杯に期待だな」「日本のW杯優勝もあるかもしれない」など、手放しの称賛が寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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