10月16日に開催された2025国際冬季スポーツ博覧会のメインフォーラムで、「中国氷雪産業発展研究報告(2025)」(以下「報告」)が正式発表されました。同報告によれば、中国では2025年、冬季のスポーツや観光に関連する氷雪産業の規模が1兆元の大台を突破し、1兆53億元(約21兆2000億円)に達する見通しです。

「世界へ、再出発」をテーマに掲げた今回の博覧会では、産業の海外展開、装備技術、人材育成、施設運営、持続可能な発展など、業界の注目分野や課題を中心に、20以上のフォーラムや関連イベントが開催されます。

「報告」によれば、中国の氷雪産業の市場規模は、2015年の2700億元(約5兆6900億円)から2024年には9800億元(約20兆7000億円)へと拡大し、2025年には1兆の大台を突破して1兆53億元(約21兆2000億円)に達すると予測されます。産業全体の急速な拡大に加え、関連する売上高も大幅に増加しています。2024年から2025年にかけてのシーズンには、国民による氷雪スポーツへの参加や関連売上高の規模が前年比で25%以上増加して1875億元(約4兆億円)を超えました。全国のスキー場での売上高は786億1300万元(約2兆億円)に達し、スキー場周辺2キロ圏内での売上高も27.97%増になるなど、周辺の小売、交通、飲食業などへの波及効果も顕著です。

北京で開催された今回の博覧会の展示面積は約2万平方メートルで、中国をはじめとしてオーストリア、イタリア、日本など各国の著名な関連ブランドが出展しました。会期は10月19日までです。(提供/CRI)

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