日本で飼育されているジャイアントパンダの中国への帰国が相次ぐ中、新たなパンダ受け入れに向けた動きが日本各地で活発化しています。こうした状況を受け、10月18~19日、茨城県日立市日立シビックセンター新都市広場で第3回「パンダフェスティバル」が盛大に開催されました。
今回のパンダフェスでは「パンダ誘致祈願セレモニー」「中日交流懇談会」「パンダ知識クイズ」「茨城-上海新航空路線就航発表式典」など多彩なプログラムが実施され、2万人以上の来場者が訪れて、会場は熱気に包まれました。

主催側は中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)日本語部のオフィシャルアプリ「Kankan」と「Aちゃんスタジオ」を特別招待し、インタラクティブゲームやパンダ知識クイズ、オリジナルグッズ配布などを通じて、日本でのパンダ文化の普及と両国の民間交流促進に努める姿勢を見せています。

日本中国友好協会の川津隆副会長は「茨城県と中国陝西省は4月19日に友好提携意向書を締結した。CMGの参加により、もっと多くの方々が日本における平和への願いとパンダへの愛を知る機会となった。近い将来、必ずや茨城にパンダがやって来ると信じている」と語リました。

茨城県日中友好協会の五十嵐則夫理事長は「パンダは日中友好のシンボルだ。こうした活動を通じて両国民間の絆を深め、茨城県の経済活性化も図りたい」と述べました。

在日本中華人民共和国大使館の郭強参事官は「このイベントは、日本における中国への関心の高さを示すもので、今後も両国間の交流が継続するよう期待している」とイベントを高く評価しました。

茨城県が中日の文化交流促進とパンダ招致を目的に「パンダフェスティバル」開催する背景には、日本にいるパンダの減少があり、イベントは民間レベルで生態保護や観光協力などの連携強化を目指す取り組みとして注目されています。(提供/CRI)
