国家統計局の10月20日の発表によれば、中国では年初来第3四半期末(1−9月)までの、規模以上企業のうち、ハイテク製造業の付加価値額が前年同期比9.6%増だったとのことです。規模以上企業とは、通常の経済統計において対象となる、年商が2000万元(約4億2000万円)の企業のことです。
うち、集積回路製造業の付加価値額は前年同期比22.4%増、電子専用材料製造業は同20.5%増でした。産業用ロボットは同29.8%増、3Dプリンター関連機器は同40.5%増、産業用制御コンピュータおよびシステムの生産量は同98.0%増でした。
中国政府は今年になってから、イノベーションへの投資を引き続き拡大し、新興分野への投資と生産拡大を推進することで、新たな質の生産力の形成を促しています。1-9月には、自動車製造業、鉄道船舶航空宇宙およびその他の輸送機器製造業の投資は前年同期比で2桁の成長を維持しました。
同時に、デジタル経済も急成長しており、規模以上デジタル製品製造業の付加価値額は前年同期比9.7%増で、情報伝送ソフトウェアと情報技術サービス業では同11.2%増でした。規模以上ハイテク製造業のうち、スマートドローン航空機製造の付加価値額は同59.9%増、スマート車載機器製造は同25.1%増でした。各種のデジタル製品やスマート端末機器が日増しに普及し、AI大規模モデルの応用が企業の演算力需要の増加を促しています。サーバー生産量は前年同期比11.5%増でした。(提供/CRI)