中国のロボット開発企業、宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)は20日、新たな人型ロボット「ユニツリーH2」を発表した。中国メディアの澎湃新聞などが伝えた。

H2は「人の顔」など人間に近い外観を備え、身長は180センチ、体重は70キロ。既存の身長180センチ、体重約47キロのH1と比べると生体模倣、動作の滑らかさのいずれも大きな進化を遂げ、ユニツリーが公開した映像ではバレエやカンフーを披露している。

ユニツリーはこれまで、H1、G1、R1を発表しており、今年1月の春節(旧正月)大みそかに放送された中国の年越し番組「春晩」ではH1による踊りが注目を集めた。

同じシリーズの新型となるH2が持つ関節の数は31と、今年7月発表のR1の26から約19%増加。うち、腕にはそれぞれ六つ、脚にはそれぞれ七つ、上半身と下半身をつなぐ部分には三つあり、さらに用途が未公開のものが二つあるという。(翻訳・編集/野谷)

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