2025年10月21日、韓国・KBSニュースは、日本メディアの報道を引用し、自民党の高市早苗総裁が第104代首相に選出されたと報じた。

高市氏は21日午後、衆議院で行われた首相指名選挙で過半数の237票を獲得した。

報道は「日本が1885年に内閣制度を導入し、伊藤博文が初代首相となって以来、初の女性首相だ」と伝えている。

また、高市氏は衆議院議員を10期務め、経済安全保障担当大臣、総務大臣などを歴任してきた日本の政界には珍しい「非世襲の女性政治家」であり、「ガラスの天井を破り、強硬保守性向の政治家としての立地を傾けてきた」など、経歴を詳しく紹介している。

ただ、日本の各紙の報道を引用し、日本維新の会との連立合意に至るまでの過程なども詳しく紹介し、「高市内閣の国政運営は順調にはいかない見通し」だとの評価や、高市氏が歴史・領土問題で強硬な「タカ派」発言をしてきており、太平洋戦争A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社も定期的に参拝してきたことなども伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本の首相に特に興味はない」「そんなことより他に報じることはたくさんあるだろ」「李在明(イ・ジェミョン)大統領が親中で日本との関係はよくないのに、右翼勢力首相が誕生してしまったか」「若い頃の発言を見ると、歴史問題に関しては知識があまりないようだ」「高市氏は周辺国や外国人に対して排他的。靖国参拝しているし、歴史観も保守的。韓国との関係によくない影響があるのでは」「韓日関係は終わったな」「何だかあれこれうるさくなりそうだ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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