中国の南開大学と韓国の崔鐘賢(チェ・ジョンヒョン)学術院が共催した「天津フォーラム2025」が10月19日から20日まで天津で開催されました。フォーラム期間中に発表された報告書「中国とアジア主要国・地域の観光往来発展と協力研究報告」は、世界の観光業が目下力強く回復しており、中国とアジア各国・地域はその重要な基盤であり、エンジンになっていると述べています。
報告書は国連世界観光機関のデータを引用し、2024年の世界の国際観光客総数は延べ14億5000万人に達し、うちアジア地域が延べ3億2300万人と上位にあり、世界全体の22.3%を占めたことを明らかにしました。また2024年、中国人の海外旅行支出は30%増加し、世界全体の観光収入の2兆ドル突破を後押しする中核的な原動力になったとのことです。
また中国のインバウンド観光客の関心は、歴史遺跡や自然の風景から、現代の都市生活へと拡大しています。観光客は受動的な見学だけの旅行に満足せず、現地の生活に溶け込む没入型体験を求めており、都市での散策や旅先での見聞をSNS上でシェアすることを重んじるようになりました。海外SNS上で「チャイナ・トラベル」に関連する投稿の閲覧数は85億回を超え、北京、上海、成都などの都市は、海外の観光客が「最も訪れたいアジアの目的地」上位20位に選ばれています。(提供/CRI)